10歳の子におすすめ|『たいせつなこと』で見つける自分らしさと大切なメッセージ

10歳前後の子ども向け絵本『たいせつなこと』の表紙と親子が読む様子

子どもが10歳前後になると、これまでの様子からガラッと変わってくることがあります。自我がくっきり現れ、理科的な目で物事を捉え始める子どもに、どんな本を手渡せばいいのか迷っていませんか?

そんなときにおすすめしたいのが、マーガレット・ワイズ・ブラウンの『たいせつなこと
この絵本は、日常の身近なものを観察しながら「あなたがあなたであることが大切」というメッセージを届けてくれます。自己肯定感が育まれるうえに、10歳前後の子どもが求める「自分らしさ」を見つけるヒントにもなるはずです。

この記事では、『たいせつなこと』の魅力と、どのように子どもに働きかけるのに役立つかを詳しくご紹介します。


目次

『たいせつなこと』とは?

1949年にアメリカで初めて出版された絵本で、原題は『The Important Book』。

  • 著者:マーガレット・ワイズ・ブラウン(文)
  • イラスト:レナード・ワイスガード
  • 訳者:うちだややこ
  • 対象年齢:3歳以上~大人まで幅広く楽しめるが、特に10歳前後の子におすすめ

この絵本は、コップやリンゴなどの身近なものを取り上げ、「それにとってたいせつなことは何か?」をシンプルで温かい言葉で伝えます。最終的には「あなたがあなたであること」がいちばん大切、というメッセージに行き着きます。


イラストと文章の特徴

イラスト
  • 子どもらしい絵本的ファンタジーと、現実的な視線が混ざり合っている
  • 静かな色彩ながら、細部まで丁寧に描かれ、穏やかな雰囲気を醸し出す
文章
  • 詩のようにリズミカルな言葉が特徴
  • シンプルな表現ながら、読むたびに新たな発見がある
  • 10歳前後の子どもが「物事を理科的に捉え始める」時期でも、十分に響く内容

この本が10歳前後にぴったりな理由

  1. 自我の芽生えに寄り添う
    • 10歳前後の子どもは、自分と世界の境界をはっきり認識し始めます。
    • 『たいせつなこと』は「あなたがあなたであること」を肯定するメッセージを伝え、子どもの自我形成を優しくサポート。
  2. 観察的な視線と感情の融合
    • コップやリンゴなどを理科的な目で捉えつつ、感情的な温かさを忘れない構成。
    • 10歳の子が持ち始める「現実的な視点」と「情緒的な想像力」の両方を満たします。
  3. 自己肯定感を高める
    • 10歳くらいになると、失敗や比較で悩む子も増えます。
    • 「あなたがあなたであることがたいせつ」という言葉は、自己肯定感を育てる大きな力となるでしょう。

読み聞かせなどの活用法

  1. 親子で一緒に読んで感想をシェア
    • 「このモノにとってたいせつなことは何?」
    • 「あなたがあなたであることって、どういうこと?」
    • こんなふうに問いかけてみると、子どもが自分の思いを言葉にする機会を作れます。
  2. 学年の節目や誕生日に贈る
    • 進級や卒業など、人生の節目にあたるタイミングで読むと、子どもの心に響きやすいです。
    • プレゼントとしても最適で、「大切にしてほしいメッセージ」を形に残せます。
  3. 家族で“たいせつなこと”を探すゲーム
    • 「家の中のモノ」をピックアップして、それぞれの「たいせつなこと」を考える。
    • 自然や外の世界でも同じように楽しめるので、親子のコミュニケーションが深まります。

まとめ

『たいせつなこと』は、10歳前後の子どもが自分らしさを見つけるきっかけを与えてくれる一冊です。

  • 身近なモノの本質を見つめることで、観察力と感性が磨かれる
  • 「あなたがあなたであること」がいちばん大切だと教えてくれる
  • 自我が芽生え始める年齢の子どもに、自己肯定感を育むメッセージを届けられる

「子どもが変わってきた気がする」「自我を持ち始めた子どもにどう接すればいいか分からない」という親御さんは、ぜひこの絵本を親子で楽しんでみてください。

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